未知の世界

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長い間、ブログを更新できずにいました。

仕事が忙しくてブログを書く暇がないとか、

毎日同じことの繰り返しでネタが見つからないとか、

突然ブログをやっていることが恥ずかしくなったとか、

そういう類の言い訳はできません。

ありがたいことに仕事はそこまで忙しくないし、

毎日同じことの繰り返しではあるものの

それなりに書こうと思うことはありますし、

ブログをやっているのはとうの昔から恥ずかしくて

中途半端に辞める方がより恥ずかしいからです。

私が更新できなかった理由は2つです。

1つ目、びっくりするぐらい上手く書けなかった。

2つ目、びっくりするぐらい韓ドラにハマった。

今日は2つ目のことについて、

皆様に聞いてもらえればと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今更…?と若干ひかれる方も多いと思いますが、

流行りに乗り遅れすぎていることは

当の私が1番、十分すぎるほどに理解しています。

こんなに乗り遅れたのは、

韓ドラなんて見てたまるかと

謎の食わず嫌いをしていたからに違いありません。

日本のドラマでも見切れへんのに

1話1時間超えてて16話はどう考えても無理!と

思い込んでいたからに違いありません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そんな私が、

愛の不時着を見始めたのは7月頭のことです。

まだ梅雨真っ只中でジメジメうんざりな時期に

なぜ私が愛の不時着を見始めたのか。

至極シンプル、Netflix代がもったいないからです。

梅雨は関係ありません。

以前までの私は韓ドラを受け付けていなかったので、

Netflixはそれっぽい洋画を見るためのものでした。

それっぽさがあればいいので

アイスコーヒーを飲みながら見てみたり、

壁にもたれて夜風に当たって見てみたり、

部屋を真っ暗にして見てみたりしていました。

そんなことを続けてるといつしか、

「おれはいつまでこんな薄っぺらいことしてるんや」

「それっぽさってよく考えたら全然いらんなぁ」

「心から感動できるなにかをちゃんと見てみよう」

こんな衝動が私の中で起こるようになりました。

言わずもがなそんなキラキラな衝動はブログ用であり、

実際のところは、

Netflix代もったいないしとりあえず見てみるか、

見切れる気せんけど、と言った具合に

全くやる気のないだらっとした衝動でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

しかしこのだらっとした衝動が、

私の生活を激変させることになります。

16話じゃ圧倒的に足りないと思うほど、

リジョンヒョクに憧れて短髪にしてしまうほど、

ユンセリのインスタをフォローしてしまうほど、

作品中に流れる曲を普段から聞くようになるほど、

私は愛の不時着にどハマりしました。

自分には刺さるわけがないと思い込んでいたのに

気づけば深く深く刺さっていました。

愛の不時着という名の沼から抜け出すのには

なかなかの時間を要しましたが、

続いてキム秘書は一体なぜ?にどハマりしました。

こちらの沼もなかなかの難敵でしたが、

その後は梨泰院クラスにどハマりしました。

先日全16話を見終えて、絶賛沼に滞在中です。

しばらくこの沼から抜ける予定はありません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

このまま熱弁しそうなので断っておきますが、

韓ドラが面白すぎる、なんてことを

伝えたいわけではありません。

そんなことは私からわざわざ言うまでもなく、

私よりも遥か前に、皆様気づいていることでしょう。

僭越ながら私が述べたいのは、

未知の世界には無限の魅力さが

秘められているのではないか、

そしてその世界を知ろうとしないまま

ああだこうだと結論づけるのは愚かなことではないか、

ということです。

共感していただけなくても十二分に私は満足ですが、

もちろん共感していただいた方が

より満足なことも申し添えておきます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

私は気に入ったものばかりを繰り返す性格です。

1度作ったペペロンチーノが美味しかったら

以降作るパスタはほぼペペロンチーノになるし、

東野圭吾のミステリーが面白いと思ったら

湊かなえのミステリーは読めなくなるし、

ダウンを新調した冬には

コートを身に纏うことはありません。

でも考えてみれば、そういう風に繰り返すものたちも

かつては私にとって未知なものであり、

一歩踏み出して未知の世界に触れたからこそ、

繰り返すほどに気に入ったのではないかと思うのです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

どんなことも未知から始まったと思えば

そりゃ無限の魅力は秘められている気がします。

生きている間ですべてを既知に、なんて

到底できないのは万も承知ですが、

少しでも未知を減らして少しでも多くの魅力に気づく、

そういう生き方をこれからはしてみよう。

何も知らないまま食わず嫌いすることはやめて、

少しの努力を要してでも1度未知の世界に触れてみよう。

そんなことを思う8月末です。暑い。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それから、何か特定のものだけでなく、

明日も今日も、すべて未知の世界である、

そう考えて生きていこう、と思っています。

今現在、8月29日16時50分ですが、

1日後、どんなふうに過ごしているのか、

正確にわかるかと聞かれればわからないし、

1分後、どんなふうに過ごしているのか、

これまたわからないのです。

1日後は限りなく100%に近い確率で働いていて、

1分後は限りなく100%に近い確率で

ブログを書いていると思いますが、

それは予測の域でしかなく、

思い込みに過ぎない気がしています。

明日仕事嫌やな〜も、

ご飯作んのめんどくさいな〜も、

暑そうやから外出たくないな〜も、

100%正しいことなのかどうかは、

実際その時点になるまで、その世界に触れるまでは

誰もわからないのではないでしょうか。

めちゃくちゃ上司に褒められるかもしれないし、

めちゃくちゃぱぱっと美味しく作れるかもしれないし、

めちゃくちゃ暑いわけでもないかもしれないのです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

未知な世界を、

どうせああだ、どうせこうだ、と決めつけるのは、

実に愚かで、実にもったいない。

この先何があるかわからないなら、

その時点が来るまでは偏見をもたずに

その時点が来てからあれこれ考えればいい。

そうやって生きれば、

普段ならなんの魅力も感じない憂鬱な日々も、

ちょっと楽しく過ごせそうではないでしょうか。

 

 

 

 

 

 

 

 

ずいぶんと布教してしまいましたが、

ともかくこれから私は、未知の世界を

心ゆくまで味わっていこうと思います。

手始めに、涼しい部屋の中ではなく

夕日がきれいな海岸でブログを書いてみました。

もしかしたらよりエモい感じの文章が

出来上がるんじゃないかと思い、

夕日×海岸×ブログ、という

きっと誰も踏み込んだことのない未知の世界に

足を運んできました。

結果、いつにも増して宗教チックな文章になるし、

汗だくになるし、まぶしいし、

あいつずっと携帯触ってるやんって思われそうで、

いいことはほとんどありませんでしたが、

夕日は綺麗に見えました。これだけで十分です。

未知の世界、悪くありません。

コロナコロナで憂鬱ムードは絶えませんが、

決まりきったこと、と思わずに。

あくまでもムードだと思って。

未知の世界、皆様もぜひ堪能ください。